独り言

1998年生まれ。されどさりとて今日も行く

土塊昇天現象について

深緑野分の「空へ昇る」という短編を読みました。

タイトルにある土塊昇天現象について人類がどう向き合ってきたのかその歴史の話。

物語の前半は哲学者や物理学者や天文学者のやり取りが続く。

その現象というのは土が天に昇っていくという架空の現象であるが、物語の中ではその現象を完全には把握出来るものは現れなかった。

 

なぜ何のために土塊は昇っていくのか。

 

「そういうものだから」そう言われたら「そういうものか」と返す。

その浮遊感がなんだか心地いいのである。

でもやはりその現象を最初に見た人間は驚いたのか気になってくるものである。